2022年5月16日、大阪産業大学に、吉本興業所属のスマイルさん（瀬戸さんとウーイェイよしたかさん）が講演に来てくださいました。瀬戸さんは大阪産業大学、流通学科（現在の商学科）の卒業生です。スマイルさんは現在、芸歴が19年で、来年には20年を迎えられます。スマイルさんおめでとうございます！　引き続き頑張ってください。

さて、今回の講演会では、スマイルさんに漫才と、後輩である私たちへのエールを込めた講演をしていただきました。漫才では、かっこいい彼氏役を瀬戸さんが、その彼女役をウーイェイよしたかさんがコミカルに演じられました。

続く講演では、まず、大学時代に身に着けるべきことして、人間力とモチベーションについて話されました。瀬戸さんは大学に入る前から芸人になることを決めていたそうですが、お母さんから「大学だけは通ったほうがいい」と言われて大阪産業大学に進学されました。これは誰もが経験あることだと思いますが、小学生、中学生時代は、知っている人と通いますが、大学生になると、出身地から離れ、1人で通うことになります。瀬戸さん自身も初めは新しい場所になじむことができず、自分から壁を作っていた感じがあったそうです。その壁を崩そうと、多くの（声かけを）練習をされました。そのような中、学生時代から芸人の仕事をしていた先輩にもらったアドバイスが「練習はしなくてもいい。等身大の自分を見せたほうがいい。無理をせず、もし間違えても素で正していったらいい。」瀬戸さんは、この言葉で、自分が友達を勝手に遠ざけていたということに気づき、それ以降、周りの学生と話せるようになったそうです。今でも大学時代の友人とは連絡を取り合っていて、大人になっても大学で出会った友人は大切な存在であり続けると話されました。

学生からの質問にも答えてくださいました。「人前で話すのが苦手で、どうしたらいいですか？」に対しては、「（ドライな考え方かもしれないけれど）もう二度と会わないから、みたいな気持ちでいけばいい。もし、失敗してもそれが経験値になるので失敗しても大丈夫。」

「芸人になって嬉しかったことは？」という質問については、「２５日の給料日」とよしたかさんボケられた後、「やっぱりお客さんが笑ってくれること、現在行っている町おこしプロジェクトで、自分たちが作り上げて人の役に立っていることが嬉しい。」 　

最後はみんなで写真撮影を行いました。コロナ禍の関係上近づいて撮ることができなかったですが、よしたかさんのギャグ「ウーイェイ」に合わせて写真を撮りました！

これまで、自分は、司会といったように、人前でメインで話すことが苦手でした。その中で、スマイルさんは失敗して緊張していた自分をいじって励ましてくださいました。今回の滚球体育の企画や実施を通して、失敗をしても成長につながることを教えていただきました。また、コロナ禍の中であまり関わることができていなかったゼミ生同士、ゼミ間同士の話し合いも多くなされ、有意義な経験となりました。さらに、自分的には失敗と感じたこともありましたが、最後には最終的に完走できればそれは成功なんだと考え直すことができるようなりました。

スマイルさん、今回の講演会に来ていただいて本当にありがとうございました。もし機会があれば、また講演に来てください！

大阪産業大学　経営学部商学科　中坊公紀