保健管理センター
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20歳未満の者の飲酒は、法律(未成年者飲酒禁止法)で禁止されています。
お酒に含まれる「酔い」などの効果をもたらす物質がアルコールです。
アルコールには神経を麻痺させる働きがあり、少量なら気持ちをリラックスさせるなどの作用もありますが、適量を超えると記憶をなくしたり、時には呼吸中枢の麻痺によって死に至るようなこともあります。
過度な飲酒が続くことで、肝障害、膵炎や糖尿病、心疾患、高血圧、胃腸障害、がんなど体の問題が起こりやすくなるだけでなく、睡眠障害やうつ病といった心の問題を招くおそれもあります。
若者の飲酒は、急性アルコール中毒やアルコール依存症等のリスクが高く、事件?事故の関連も深いという特徴があります。
血中アルコール濃度の上昇によって運動失調や嘔吐を伴った意識障害が起こり、身体生命に危険が迫った状態を指します。
若者に急性アルコール中毒が多い理由としては
など考えられています。1990年代以降は大学等でも若者の飲酒について問題とされるようになり、一気飲み防止の取り組みも広く行われています。
アルコール依存症は、長年の不適切な飲酒習慣が関係します。
基本的には中高年の病気ですが、15歳以下からお酒を飲み始めた場合、21歳以上からお酒を飲み始めた場合と比べ、3倍以上アルコール依存症になる確率が上がることが報告がされています。
未成年者は、成人に比べてアルコール分解能力が低く、心身ともにアルコールの影響を受けやすいことから、飲酒は禁じられています。